日々出逢った虫たちを綴ってみました。数年分を重ねたので、時系列で見ると「あれ?」と思うようなところもあると思いますが、この時期にこの虫に逢えるんだ、という感じで見ていただければと思います。
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- カマキリの脱け殻…昆虫サーカス 1日
- モンシロチョウ 小さな庭の生き物 3日
- カブトムシ 5日
- ベニシジミ…大井川河川敷の生き物 7日
- ツバメシジミ…大井川河川敷の生き物 9日
- ヤマトシジミ…小さな庭の生き物 11日
- カナブン 13日
- アオドウガネ…小さな庭の生き物 15日
- ミヤマクワガタ 17日
- ハマオモトヨトウ…小さな庭の生き物 18日
- アゲハチョウ…小さな庭の生き物 19日
- カマキリ…小さな庭の生き物 20日
- キアゲハ 21日
- クマゼミ…かな 21日
- アオマツムシ…小さな庭の生き物 22日
- オオシロカミキリ 22日
- オオゾウムシ 23日
- ノコギリカミキリ 25日
- ゴマダラカミキリ 26日
- キマダラミヤマカミキリ 27日
- ナガゴマフカミキリ 28日
- アトモンサビカミキリ 28日
- オオミズアオ 29日
- ベッコウハゴロモ…大井川河川敷の生き物 30日
- ハナムグリ・花潜 31日
- 9月
- ドウガネブイブイ・銅鉦蚉蚉 1日
- シンジュサン・神樹蚕…ヤママユガ科 2日
- アブラゼミ…小さな庭の生き物 4日
- モンシロチョウ…小さな庭の生き物 5日
- キチョウ…大井川河川敷の生き物 6日
- ツチイナゴ(幼体)…大井川河川敷の生き物 7日
- ホシササキリ(幼体)…大井川河川敷の生き物 8日
- アサマイチモンジ…大井川河川敷の生き物 9日
- ダイミョウセセリ…大井川河川敷の生き物 10日
- イチモンジセセリ…大井川河川敷の生き物 12日
- ヒメウラナミジャノメ…小さな庭の生き物 13日
- コムラサキ…大井川河川敷の生き物 14日
- アオスジカミキリ 14日
- モモノゴマダラノメイガ…大井川河川敷の生き物 15日
- マドガ…大井川河川敷の生き物 16日
- ニジュウヤホシテントウ…小さな庭の生き物 18日
- コアオハナムグリ…大井川河川敷の生き物 19日
- コガネムシ…大井川河川敷の生き物 20日
- サトクダマキモドキ…大井川河川敷の生き物 21日
- ショウリョウバッタ…大井川河川敷の生き物 22日
- カブトムシの幼虫 22日
- セスジスズメの幼虫…大井川河川敷の生き物 23日
- ケラ 25日
- ハエトリグモ…大井川河川敷の生き物 25日
- ホシハラビロヘリカメムシ…大井川河川敷の生き物 26日
- クサカゲロウ…大井川河川敷の生き物 27日
- コゲチャオニグモ…大井川河川敷の生き物 29日
- ナガコガネグモ…大井川河川敷の生き物 30日
- 10月
- コミスジ…大井川河川敷の生き物
- コハナグモ…大井川河川敷の生き物 1日
- ハラビロアシナガグモ…かな…小さな庭の生き物 3日
- ジョロウグモ…大井川河川敷の生き物 4日
- ワキグロサツマノミダマシ…大井川河川敷の生き物 5日
- シオカラトンボ…大井川河川敷の生き物 7日
- ムギワラトンボ…大井川河川敷の生き物 8日
- ミヤマアカネ・深山茜…大井川河川敷の生き物 9日
- ハグロトンボ…大井川河川敷の生き物 10日
- モモスズメ…大井川河川敷の生き物 12日
- キイロスズメ…大井川河川敷の生き物 13日
- ヤママユ 14日
- ツユムシ…大井川河川敷の生き物 16日
- ツチイナゴ(幼体)…大井川河川敷の生き物 17日
- クロウリハムシ…大井川河川敷の生き物 18日
- ツマグロヒョウモン雨宿り…小さな庭の生き物 19日
- アサギマダラ 20日
- ヘクソカズラグンバイ…小さな庭の生き物 22日
- ヨツモンカメノコハムシ…小さな庭の生き物 23日
- オジロアシナガゾウムシ…大井川河川敷の生き物 25日
- マルシラホシカメムシ…小さな庭の生き物 26日
- アオスジアゲハ…大井川河川敷の生き物 28日
- アカボシゴマダラ…大井川河川敷の生き物 29日
- ホシホウジャク・チョウ目スズメガ科…吉田公園 31日
- 11月
- ウコンカギバ 1日
- キマダラセセリ…大井川河川敷の生き物 3日
- イチモンジセセリ…大井川河川敷の生き物 4日
- ニホンチュウレンジ 7日
- ヒメカメノコテントウ 9日
- アオバハゴロモ…大井川河川敷の生き物 10日
- キタテハ…大井川河川敷の生き物 12日
- モンシロチョウ 13日
- ウラナミシジミ 17日
- ウラギンシジミ 18日
- モンキチョウ 19日
- ツマグロヒョウモン…大井川河川敷の生き物 20日
- ミナミヒメヒラタアブ…ハエ目ハナアブ科 23日
- アカスジカスミカメ 24日
- ミナミアオカメムシ(幼虫) 25日
- クワコ…大井川河川敷の生き物 28日
- チカラカゲロウ…大井川河川敷の生き物 29日
- ボソヒラタアブ…大井川河川敷の生き物 30日
- 12月
3月
アゲハチョウ 15日
今年2匹目が羽化しました。明日からの約5日間は二十四節気・七十二候の第九候のようで、菜虫化蝶…なむしちょうとなるです。青虫が羽化して蝶になる時期…今日のアゲハ羽化は暦どおりです。なぜか不思議な感じがします
アシナガグモ…かな 19日
昼寝をしようと横になったら、観葉植物にクモを発見。久しぶりの再会にワクワク…春の到来を感じました…学名は明治11年(1878年)に命名されています。体長5ミリくらいの可愛らしいクモでした
ヒメマルカツオブシムシ 28日
2ミリくらい。クローゼットの中で発見。外出時にジャケットについたものが閉じ込められ可哀相だと思っていたら、とんでもない!…絹や毛織物、高級衣類の害虫でした。幼虫は乾燥した動物の死骸を食べて育つとのこと。貴方達だったのですね、私の大事なセーターやスーツを食べていたのは…成虫は屋内で交尾・産卵し、野外に出て花の花粉を食べるようです。まぁ、こんな可愛い虫だったら好きなだけ食べさせてあげてもいいかなとも思いました
モンシロチョウ…吉田公園 29日
紫の模様にはっとしてシャッターを切りました。初めて見る蛾だと思いましたが、よく見たらモンシロチョウでした。羽化仕立てなのでしょう…鱗粉たっぷり毛はふさふさです。羨ましい限りです。
キタキチョウ…吉田公園 31日
キチョウが17年程前に、北と南の2種に分かれたそうで、南西諸島に分布するのがミナミキチョウ…ということなので、これはキタキチョウのようです。「両者の識別は難しい」とだけ、図鑑にありました…警戒してこちらをチラリと見ました…せわしなく花から花へと移り、蜜を吸っていました。
4月
ヒオドシチョウ…吉田公園 1日
黒い蝶を見かけて追いかけたら、翅を広げてオレンジと黒の模様を見せてくれました。太陽の光で身体を温めているようです。幼虫が食べるエノキが周りにありました写真を拡大すると、鱗粉が文字通り、鱗であることが確認できます
アゲハチョウ 6日
蛹で越冬したアゲハチョウの羽化が始まりました。これが4匹目。昨年は2月に羽化してしまい、花がなくて可哀想な事をしてしまいました。去年よりはまだマシですが、気温が上がらず、一生懸命に体温を上昇させています
クマバチ…吉田公園 11日
大好きな藤の花の蜜を食べていました刺激しない限り刺さない大人しい蜂のようなので、身の周りでぶんぶん羽音がしていましたが気にせず、コンパクトカメラで接近して撮りましたずんぐりして可愛らしい。
5月
オオスカシバ…スズメガ科 3日
昨年秋に蛹になり越冬したオオスカシバが今朝羽化しました。家の中で羽化したのは3匹目。庭のクチナシの葉を食べているのを捕まえています。羽化直後は鱗粉たっぷりですが、時間の経過とともに鱗粉を振るい落とし、透けた羽になります。蜂のフリをしているのでしょうか…ホバリングしながら花の蜜を吸う姿が、これから観られるようになります
ナミテントウ 18日
雨上がりの朝、グミの木のアブラムシをムシャムシャ食べていました幼虫がどんな成虫になるのか楽しみです
ツユムシ 22日
早朝、コマツヨイグサにツユムシが。
タケノホソクロバ 蛾 25日
我が家を訪ねて来ました。窓からではなく、朝玄関が開くのをじっと待っていました。竹、笹が好物のようです。3枚目の写真…ニコニコしながら舌をチロリと出しました。私を食べ物と勘違いしたのかもしれません
ナミテントウ 29日
はるばる我が家を訪れてくれた てんとう虫のお顔を拝見させていただきました
6月
ツユムシ(幼虫)バッタ目ツユムシ科 5日
警戒・威嚇しているのかな 露を飲むせいか、早朝によく見かけます。
アゲハチョウ(幼虫) 7日
カチューシャなんか付けて、何て可愛らしいのでしょうスルガエレガントの葉をムシャムシャ食べ、日々成長しています
アゲハ羽化 10日
今年32.33.34匹目です。網戸に止らせて綺麗だなぁと眺めていて、そのあとちょっと離れた途端、鳥に食べられてしまいました。可哀想なことをしました。次からはこういう事がないよう、細心の注意を払いたいと思います。
ツマグロヒョウモンが蛹になりました 12日
ビオラやパンジーの葉を食べ尽くす大食漢。5匹のうち3匹が蛹になり、何とか餌は確保できそうだと安心。メタリックな部分はもしかして希少金属なのでは…と期待して調べましたが、重なった膜から体液が透けているとか…蝶は生まれ育った所を覚えているのか、生き延びれば、羽化した後、元気な姿を見せに帰ってきてくれます♫
ゴマダラカミキリ 14日
今年も友達からいただきました…手に乗せて遊んでいたら「いい加減にしなさい」と、飛び立ちました。夜になり、まだバルコニーにいるのか確認したら、そこにイソヒヨドリがウトウト眠りかけていました…しまったまた食べられてしまったかとカミキリを探し、無事を確認。イソヒヨドリは近づいても直ぐには動かず「今日はここで眠ることにしたんだから、大目に見なよ」と言いましたが、カミキリの無事を祈り、出て行ってもらいました。
アゲハチョウ 15日
ふと庭に出てみると、強風でモッコウバラが枝ごと上下左右に揺れ、アゲハチョウが必死にしがみついていました。風がおさまった瞬間、翅を大きく広げ「どうぞ」と撮らせてくれました。撮れたと思ったら「では」と飛び去って行きました
ハムシ 18日
大井川マラソンコース・リバティの生き物たち。ナワシロイチゴはバラ科キイチゴ属でトゲでチクリとやられましたサフランモドキは江戸末期に渡来。明治初めに薬用のサフランではないことが確認され「モドキ」に。花言葉は…次から次へと花が咲くことから期待…その他に清純な愛、陽気など
トガリシロオビサビカミキリ 20日
蒸し暑い日に虫が姿をあらわすようになりました。1センチちょっとの小さなカミキリ。牛のような顔をしています顎はやはりカミキリムシ…しっかりしています
マルシラホシカメムシ 20日
千日紅をクローズアップしたらカメムシと目が合ってしまいました。何かな…写真を撮らせてください…構わないがそれ以上近づくと一発お見舞いすることになるよソーシャルディスタンス、知ってるね…聞いたことあります…1680年代に熱帯アメリカから渡来。花言葉は…不朽、変わらぬ愛
ブドウスカシクロバ 20日
駐輪場にブドウが実ってるなぁ…と眺めていたら、風で毒針がパラパラと飛んできたのか…あちこちやられました。近くで見たら、ちょっと悪そうな顔をしていました。腫れた形がピースにもウサギにも見えますが…まぁこれも良い経験。あなたの必殺技はこんな感じなのね…近くで観察していたら、またあちこち痒くなってきました
アカメガシワクダアザミウマ 24日
小さな花には小さな虫。1.5ミリくらいこのアカメガシワは苺の害虫アザミウマを捕食するので農薬登録されているようです。とはいえアカメガシワが増えすぎてもいけないので、タイリクヒメカメムシに捕食させ調整する…学者は凄い…花言葉は友情
ツマグロヒョウモン 28日
パンジーをムシャムシャ食べ尽くす大食漢で、何匹かの幼虫が羽化したようです。蛹の脱殻を発見大人になっても時々訪ねてくれて、先日は美しい雌が肩を掠めて「やぁ」と挨拶してくれました。雌は撮れませんでしたが、また今度
7月
セマダラコガネ 1日
時々庭にやってきます。折りたたんで収納していた触覚をゆっくり出して伸ばし、エナメル質の手袋の指を開いて辺りを探ります。「ヨッシャー」「まあ仲良くやりましょうや」と握手を求めてきたり……面白くて1時間も観ていました。
ノメイガ…かな 4日
ブルーサルビアをムシャムシャ食べて大人になったようです。早朝や夕方に庭でよく見かけます。目が緑で綺麗だなぁと思ってしばらく眺めていました。
クワカミキリ 9日
友人宅のケヤキの中で育った4センチを超える大型カミキリ。幼虫は2回越冬するというから、随分と長い間幹の中にいたことになります。高級スピーカーのような眼思わず触れてみたくなる毛並発達した顎は堅いものでもバリバリと砕いてしまうのでしょう。
カレハチビマルハキバガ・キンバネチビトリバ・オビマイコガ
カレハチビマルハキバガ…どこで区切るのかよくわからない名前ですが、名の通りチビで5ミリくらい。セスナ機のようなキンバネチビトリバは12ミリくらい。ぬいぐるみのようなオビマイコガは10ミリくらいです。色んな虫が立ち寄ってくれます♫
アゲハ兄弟 10日
アゲハ蝶がスルガエレガントに何度も卵を産みつけています。葉が少なくなってきたので蜜柑の葉を食べるよう飼育ケースに移し食事指導。母親かなのか……時々様子を見に来るので、少しだけ幼虫をスルガエレガントに残すようにしています。緑色になる前の幼虫が10匹程…毎日飽きずに観ています
ヨツモンマエジロアオシャク…小さな庭の小さな生き物 11日
眼鏡をかけた駄菓子屋のおばさん…懐かしき昭和…幼い頃が蘇るなぁ…と思いましたが、よく見たら眼は眼鏡の下に大きな緑をしていました。ようこそ来てくださいました。ゆっくりしていってください。
バッタ 13日
水木しげるの漫画に出てきそうなバッタとバッタリ目が合いました平たい頭のカマキリが葉の中から姿を現しました。時々見かけるイナゴは、西の田んぼから風に舞ってやってくるようです。今日もお客がいっぱいで賑やかです♫
ホシヒメホウジャク…星姫鳳雀・チョウ目スズメガ科 15日
ヘクソカズラの葉を尾角フリフリしながら食べて大きくなりました。幼虫は体色多様で、黄緑色に褐色紋もいるようです。成虫は枯れ葉に擬態していますが、アップで見ると鳥のようです
アワダチソウグンバイ…約3ミリ 17日
スケルトンの機械時計のような生き物…これは一体なんだと調べたら、北米原産のカメムシの仲間でした。2000年頃に西宮市で確認されたのが最初だそうです。セイタカアワダチソウでは1年を通して産卵が見られるようです。顔はネズミ系
コカブト 17日
丸く大きく凹んでいるのがオスの特徴です。肉食で、樹液よりは芋虫などを好むようで、なかなか出逢う機会が少ないカブトムシです。調べると、飼育ではシーチキンなどを与えるとよいとありますが、昆虫ゼリーを食べています。
クロヒカゲ…でしょうか 19日
室内に入ってきたのでそっと捕まえて指に乗せてみたら、ペロペロと私を舐めるような具合で…逃がそうと窓の外に手を出しても離れず、じっくり観察する事ができました…瓜のような模様の眼が愛らしいです
オオスカシバ 19日
庭のクチナシを丸坊主にしたのだから、せめて写真くらい撮らせていただきましょう…羽化直後で鱗粉がついています。これを振り払うと羽が透け、スカシバとなります
オオスカシバ・その2 20日
羽化してから数時間、鱗粉を乾かしながら口吻を出し入れする練習をしていました。このポーズはもしかしたら「アィーン」…著名なコメディアンの生まれ変わりなのか…今度会う時はホバリングしながら花の蜜を吸うところを見せてくださいな
オオフタオビドロバチ…小さな庭の生き物 22日
樹木の中や竹筒に巣を作り、出入口を泥で塞ぎます。蛾類の幼虫を捕らえ針で麻酔をかけ、ドロバチの幼虫の餌にします。単独行動で人間を襲って刺すことがない大人しい蜂とのこと…拡大したら美しさが際立ちました
アゲハチョウ 23日
明け方に2匹羽化しました。あと30分早く起きれば蛹から出てくるところを撮れたのですが…
シロスジカミキリ 23日
死ぬと黄色い筋が白くなります。こんちゅうくんの「みんなの昆虫学校」によれば…生木を食べる幼虫は、昆虫食の中でも格別の味で、昔は火で炙って食べたのだそうです。部屋の中をブンブン飛び、カーテンなどにしがみつくと、引き離すのが大変。大きな体で迫力があります。どなたか食べた方は、味を教えてください
ノコギリクワガタ 25日
体が大きいほど顎が長く屈曲するようですが、これは小ぶり。目が潤んでいますね…昭和の時代、こんな怪獣が日本にいたような……6匹のノコギリ姉妹は美人揃いです
ブドウスズメ 28日
名前は、幼虫がノブドウやヤブガラシなどブドウ科の植物を食べることに由来するようです。羽の模様はいかにも「蛾!」ですが、顔はアニメキャラクターのように愛らしいです。
ミヤマカミキリ 30日
日本にいるカミキリの中では最大級。生後3年で成虫になるようです。リンゴやイチジク、クリなどの果樹を食べます。その立派で美しい容姿に、しばし見とれてしまいました
8月
カマキリの脱け殻…昆虫サーカス 1日
カマキリは、オスメス、個体により違いがあるようですが、6回も8回も脱皮するようです。脚が上手く抜けず難儀することもあるようで、脱け殻を見るとなるほどと思います。大切に保管しておこうと再度庭に出てみたら、風雨で消え去っていました。他の町の虫や花たちに曲芸を披露するのでしょう。
モンシロチョウ 小さな庭の生き物 3日
梅雨明けを待ち望んでいたのは人間ばかりではないようで、蝶やトンボ、鳥たちが一斉に姿を見せはじめました。ランタナは日々色々な虫を誘い、今日はモンシロチョウがやってきました。
カブトムシ 5日
見る角度によって受ける印象が変わり、正面は愛らしく、2枚目は象のようです。野生種のオスは戦って受けた傷があり、カブトムシの世界も大変だなぁと思いました。
ベニシジミ…大井川河川敷の生き物 7日
真っ黒の大きな眼は、子どもの頃、何かの漫画で見たような気もしますが…なんだったか…思い出せません
ツバメシジミ…大井川河川敷の生き物 9日
ツバメシジミもベニシジミと同じように、大きな真っ黒の眼をしていました撮っていいよ…という感じで羽を広げてくれましたのでパシャリ
ヤマトシジミ…小さな庭の生き物 11日
庭や大井川河川敷…あちこちで見かけます。幼虫はカタバミを食べている……だからそこらじゅうにいるのかな。シジミチョウなのにベニシジミやツバメシジミのように真っ黒の眼ではありませんでした
カナブン 13日
1枚目は黒いカナブン。クロカナブンではと期待しましたが、どうやらクロカナブンはもう少し身体が細身で足が長いらしい…朝寝ぼけているところを見計らって撮りました
アオドウガネ…小さな庭の生き物 15日
広葉樹の葉を食べるとのことですが、家の庭ではヘクソカズラをムシャムシャ食べていました。飼育ケースに入れて様子を見たら、カブトムシ用の樹液ゼリーも食べました。確認できたところで、自然に帰ってもらいました。農産物を食べるので害虫ということになっていますが…
ミヤマクワガタ 17日
メスは肝っ玉母さんのような頼もしい顔をしていました。こんな顔・目力…子供の時になにかで見たような気もしますが……なんだったかなぁ
ハマオモトヨトウ…小さな庭の生き物 18日
タマスダレの葉から見たことのない幼虫が出てきたところを捕獲し、羽化を待ちました。幼虫は幾何学模様か鮮やかです。同じヒガンバナ科のアマリリスも食べます。顔を見れば大きな黒目が可愛らしい羽の模様は、大家が描いた油絵のよう。4匹が次々と羽化しました。
アゲハチョウ…小さな庭の生き物 19日
スルガエレガントに生まれたアゲハ14匹が羽化し、4匹が準備中です。アゲハはどんな顔をしているのかと近づいてみたら、眼は真っ黒のままでしたが、毛は思っていた以上にふさふさ…羨ましい限りです。
カマキリ…小さな庭の生き物 20日
スルガエレガントのアゲハ幼虫を食べた容疑で取り調べを行いました。身体を左右に揺らし、顔を向こうに背けたと思ったら、一瞬の間をおき振り返り、顔をすり寄せ威嚇しました。輪島功一のような高度なテクニック…反省の念なく、取調官を恐怖に陥れるなど太々しい限り。怖いので庭に帰っていただきました。
キアゲハ 21日
友達の畑でパセリを食べていた幼虫をいただきました。幼虫の時は5センチ、成虫になり10.5センチ。大きいです。仕事中に羽化したので立ち会えず残念でしたが、帰宅後に美しさを堪能することができました
クマゼミ…かな 21日
私の腕をチクリ…体液を吸い取られているのかなと思いましたが、しばらく私を見て飛び去りました。ご先祖様だろうか。この宝石のような眼は、トンボにも見たかな…羽と眼を工作に使えないだろうか…
アオマツムシ…小さな庭の生き物 22日
夜間、網戸に張りつき家の中を覗き込んでいた容疑で現行犯逮捕し、取り調べを行いました。青いマツムシ…明治時代に中国から渡ってきた外来種のようです。カマキリやバッタ類は口の構造が複雑なのと、見る角度によって顔が変わるところが面白いです
オオシロカミキリ 22日
ちっちゃなカミキリです。可愛らしい顔をしているけど、アップをみたら金歯で…可愛らしさが損なわれるわけではありませんが…気になります…隣の神奈川県では絶滅したとか
オオゾウムシ 23日
死んだフリが実にうまい。あぁ〜、ついに死んでしまったかと泣きながら…お葬式の段取りを考えていると…動き出しました。2年くらい生きるようなので、来年まで元気でいてもらい…2世が生まれることを楽しみにしています。外来種を除けば一番大きなゾウムシ。大人しく、写真撮影時に眼についたゴミを筆で払っても瞬きせず、されるがままじぃ〜っとしています。
ノコギリカミキリ 25日
触覚がギザギザしていてノコギリのようなのが名前の由来のようです。カミキリは鮮やかな模様をしたものも多く、ファンが多いようですが、真っ黒なのもなかなかいいですノコギリカミキリは動きが素早く、アップ写真は思うように撮れないので諦めました
ゴマダラカミキリ 26日
ロックかブルースか…ミュージシャン♫の雰囲気を漂わせるカミキリ。羽のゴマダラ模様鮮やかに、顔正面はアニメっぽく、多様な表情を示すカミキリとの出会いでした。
キマダラミヤマカミキリ 27日
樹皮との見分けがつきにくい模様です。体毛多く、見る角度により色が変わる美しさ小顔系のカミキリでした
ナガゴマフカミキリ 28日
オオゾウムシと同じくらいの大きさで、触覚が短ければゾウムシと間違えそうなくらい小さいです。それが実に可愛らしい。こんなカミキリなら噛まれてもいいなと思いながら、触っています。
アトモンサビカミキリ 28日
1cmくらいの小ちゃなカミキリ。カミキリムシは天牛とも書くようで、顔は牛のよう…日本にカミキリムシは750種類くらいいるようですが、これは枯れ枝のような模様で、なかなか見つけるのが大変。小さな飼育ケースの中にいても、毎日見つけるのが大変です
オオミズアオ 29日
やっと手に取ることができました。羽根や触覚だけでなく、脚までもが直ぐに取れてしまいます。成虫は1週間の命の中で繁殖に努めます。ヤママユ科の蛾らしく、もふもふしたぬいぐるみのようです。絶滅を危惧している人、地域もあるようです
ベッコウハゴロモ…大井川河川敷の生き物 30日
草むらで花の写真を撮っていて、ふと視線を感じたので見ると、変な顔した虫がパンツについていました。蛾だと思ったけれどカメムシの仲間のようで、触ろうとしたらピンと跳ねて、一瞬のうちに上空に消えていきました。凄い跳躍力。オリンピックに出場すればメダル間違いなしです
ハナムグリ・花潜 31日
花に潜って花粉や蜜を食べます。緑色のも銅色のも輝いていて、しばらく飼育ケースに入れて眺めていましたが、羽を広げて飛びたそうなので、庭に放ちました。
9月
ドウガネブイブイ・銅鉦蚉蚉 1日
銅の色をしたコガネムシです。カナブンと違い、作物を育てている人からすれば害虫扱いですが、彼らは彼らで生きるために必死でしょう。カナブンよりは小さいですが、コガネムシとしては大きい方です。顔もカナブンとは違いますね。
シンジュサン・神樹蚕…ヤママユガ科 2日
国内では世界最大級のヨナグニサンの次に大きい蛾です羽の両端は蛇模様。4枚の羽に三日月模様。ひらっ〜ひらっ〜と優雅に舞います。羽の模様から受けるイメージとは異なり大人しく、催促でもしない限り指の先から離れません。顔はウサギのような…アニメキャラクターのような愛らしさ。良い出逢いでした
アブラゼミ…小さな庭の生き物 4日
鳴き声が食品を油で揚げる時の音に似ているのが、名前の由来だそうです。ベランダの壁に張り付いて休憩していたところ、挨拶してから撮らせていただきました幼虫5〜7年成虫2〜3週間寿命は昆虫の中では長い方とのこと
モンシロチョウ…小さな庭の生き物 5日
美しい脚を見たらなぜかナルニア国物語のタムナスさんを思い出しましたが、確認したら脚の本数が違いました。黄色いのにモンシロチョウなのかと調べたら、シマシマの触覚、白い脚などでモンシロチョウと確認できました
キチョウ…大井川河川敷の生き物 6日
キチョウとモンシロチョウが交わっている…と思ったのですが、キチョウ同士でした。キチョウのメスは、オスほど黄色くなくて白っぽいのがいるようで、上の濃い黄色がオスではないかと思います。2匹分の体重を支えているのだから、大した力持ちです
ツチイナゴ(幼体)…大井川河川敷の生き物 7日
可愛らしいバッタだなと思ったらぴょんと跳ね、蜘蛛の巣に引っかかってしまいました。「あんた、いきなり後ろから来てビックリさせるんじゃないよ。こんななっちゃって、どうしてくれるのさ」「初めてお会いしたんで写真撮らせて下さいよ。身体柔らかいですね…悪いことしました。蜘蛛に身体を吸われる前に逃げて下さい。さ、早く」…一期一会、元気でお過ごし下さい。
ホシササキリ(幼体)…大井川河川敷の生き物 8日
バッタ目キリギリス科。まだ羽が短いので、身長に占める頭部の比率が高くユーモラスです。人間の子どもと同じなんだなぁと思いました。大人になると羽が伸びてすらっとした体型になります。尻尾のようなのは産卵管で…メスではないかと思います。
アサマイチモンジ…大井川河川敷の生き物 9日
イチモンジチョウとの見分けが難しいですが、羽の白い模様2か所の大きさで識別するようです。それだけで違う種類だなんて…8月に撮影したものですが、9月になってもひらひらと舞っているのを見かけました
ダイミョウセセリ…大井川河川敷の生き物 10日
この蝶には関東型と関西型があり、これは関東型のようです。関西型は後ろの羽にも白い模様があり、白く縁取られます。中間種もいるようなので、ややこしいですヤブガラシの花の蜜を吸っていました
イチモンジセセリ…大井川河川敷の生き物 12日
ストローを伸ばしてツユクサの蜜を吸っています夏はやっぱりこれなんだなぁ…て感じでしょうか。羽に大きな白点が1列に並んでいるので一文字。小さな白点が円を描くように並ぶのはチャバネセセリです。
ヒメウラナミジャノメ…小さな庭の生き物 13日
庭にヒラリと遊びに来てくれました。図鑑には…夜行性で昼間は根もとにいるため見つけにくいとあり…昨日、大井川河川敷でも、そのような場所で羽を休めていました。地味だけど、よぉ〜く見るとなかなか洒落た模様です
コムラサキ…大井川河川敷の生き物 14日
幼虫はネコヤナギやシダレヤナギを食べるから、河川敷にいたわけですね3・4枚目の写真…羽が傷んでいますが紫に輝いているのがオスです。飛んでいる時は、ツマグロヒョウモンかなと思いました
アオスジカミキリ 14日
漆工芸品のような美しさに息を呑みます。アジア、アフリカ、オーストラリアなど広域に分布しながら、日本では絶滅危惧II類に(危機が増している)。ネムノキやアカシアなどマメ科樹木を食べるようです。6月に孵化し9月に成虫に。幼虫で越冬する個体は来年の6月に成虫に。29ミリのちっちゃな可愛いカミキリです
モモノゴマダラノメイガ…大井川河川敷の生き物 15日
こんなに目立つ色をしていたら直ぐに鳥に食べられてしまうのではないかと心配ですが、見つからないように、葉の裏から裏へと移動していました。葉を裏返して撮影…幼虫は桃栗柿などを食べるようです。
マドガ…大井川河川敷の生き物 16日
2センチに満たない小さな蛾です。日本固有種。昼間に活動し、色々な花の蜜を吸います。葉っぱの上でひと休み
ニジュウヤホシテントウ…小さな庭の生き物 18日
家庭菜園のナスの葉が穴だらけだったので、裏返してみたら犯虫が見つかりました。取り調べ中に何度も脱走を図り、やっと撮ることができました。アブラムシなどを食べる肉食系に対し、こちらは草食系。くすんだ色で輝きがないのは、毛がビッシリ生えているからです。
コアオハナムグリ…大井川河川敷の生き物 19日
花に潜る(ムグル)のでハナムグリ。花粉を食べるようです。毛が生えているのでツヤはありませんが、緑色が独特です。
コガネムシ…大井川河川敷の生き物 20日
食欲旺盛。暑いからたっぷり食べなきゃ生きられない。私達に例えると、飲まなきゃやってられない……河川敷ではどんなに食べても害虫扱いされず、それぞれが生きたいように生きています。
サトクダマキモドキ…大井川河川敷の生き物 21日
背中側からだと葉っぱと見分けるのは難しいです。すばしっこく樹上を跳び回り、捕まえることができませんでした。こちらの心の動きを読んでいるような眼をしています。前肢が赤や茶色だとヤマクダマキモドキ。里や山にいるクツワムシに似た虫。お尻にあるのは産卵管…メスかなと思います
ショウリョウバッタ…大井川河川敷の生き物 22日
木工工芸品のような模様に見入りました。びょんびょん動き回るので、顔写真はケースに入れて。こんな顔した人がいたけれど、誰だったか…
カブトムシの幼虫 22日
昨年は80個の卵から25匹が成虫になりました。近親交配にならぬようにして…今年は300個余の卵 幼虫180匹。人に差し上げましたがまだ130匹います。
セスジスズメの幼虫…大井川河川敷の生き物 23日
自然が生んだ絶妙な配色…クズの葉にいたので周辺の葉を刈って持ち帰りましたが食べません。調べたらノブドウやヤブガラシのようで、まずは庭のノブドウを与え、試しにと…ブドウの葉を与えてみたら、食べる食べる成虫になると姿が全く変わってしまうのが惜しまれます
ケラ 25日
網戸に張り付き家の中を覗き込んでいたので、遠慮せず家にお入りくださいと招き入れました。陸を歩き、空を飛び、水の中を泳ぐ…凄い虫です。オスだけでなく、メスもジーーと鳴くようです
ハエトリグモ…大井川河川敷の生き物 25日
糸も張らず色んな虫を食べてくれるので、益虫と言われているようです。蟹のようで美味しそう…家の中で毎日見かけます。ゴキブリやアリを食べてくれることを期待し、パトロール中に見かけた際には「今日も頼むぞ」と激励しています。彼らは期待に応え、実によくやってくれています
ホシハラビロヘリカメムシ…大井川河川敷の生き物 26日
マメ科植物が好きなようで、クズの葉にいました。臭わないカメムシ。緑のは幼虫ですが、ホシハラビロヘリカメムシとハラビロヘリカメムシはそっくりなので、どちらなのかわかりません
クサカゲロウ…大井川河川敷の生き物 27日
世界に1000種以上。うち40種が日本にいるようです。寿命は3〜4か月。幼虫はアブラムシ、カイガラムシ、ハダニなどを食べるので益虫10日で600匹のアブラムシを食べたという記事を見つけました。害虫対策でクサカゲロウを放つ農法もあるとか…
コゲチャオニグモ…大井川河川敷の生き物 29日
何蜘蛛だろうかと図鑑やネットで調べたところ、コゲチャオニグモは腹部や足の色、模様、形に変異が多く、すっきりしない感じが残りましたが…8〜9月に多く見られ、昼間は網の端の枝や葉裏に潜んでいるようです。1857年に学名が命名されています
ナガコガネグモ…大井川河川敷の生き物 30日
これはメス。オスは同じクモとは思えないくらい腹部がちっちゃく色が地味です。カメラのレンズを向けると危険を感じ、網を大きく揺らして威嚇しました。ちょっと怖かった…数分待っても揺すり続けているので立ち去りました。ジグザグの渦巻状の網が、幼体のかくれ帯のようです。1772年に学名が命名されています
10月
コミスジ…大井川河川敷の生き物
3本の白い線が走るチョウ。幼虫はクズやフジなどマメ科植物を食べて育つので、成虫が河川敷にいます。羽ばたいて飛んだり、羽ばたかずに滑空したり。幼虫はへんてこりんな生き物です。
コハナグモ…大井川河川敷の生き物 1日
葉や花の上で獲物を待ち伏せしています。花を見ていたら突然姿をあらわしました…私を食べ物と思ったのか…姿が蟹に似ているからか、カニグモ科に分類されています5ミリくらいのちっちゃなクモです
ハラビロアシナガグモ…かな…小さな庭の生き物 3日
焼きタラコのような腹につぶらな瞳の顔模様。静かに静かに獲物を待ち構えていました
ジョロウグモ…大井川河川敷の生き物 4日
幼体です。不規則に円形の網を張り巡らしていますが、成長すると網の下の部分が大きくなり、蹄形になるようです1878年に学名が命名されています
ワキグロサツマノミダマシ…大井川河川敷の生き物 5日
平地から山地まで広く生息。樹間や草間に垂直に丸い網を張り、昼間は網の一端の枝や葉の裏に潜んでいる事が多いようです。学名の命名は1895年
シオカラトンボ…大井川河川敷の生き物 7日
オスが水色のシオカラトンボで、メスが茶色のムギワラトンボ。未成熟な間はオスも茶色で、徐々に水色になっていくようです。トンボのメガネは水色メガネ〜♬♫…カッコいい眼鏡です
ムギワラトンボ…大井川河川敷の生き物 8日
水色はオスでシオカラトンボ。羽を下げているのは休めているからかな…ムギワラトンボは庭にもよくやってきます。なぜだろう…壁に止まってそっと聞き耳を立てているかのよう…
ミヤマアカネ・深山茜…大井川河川敷の生き物 9日
逆立ちはミヤマアカネによく見られるポーズだそうで、オスは体色が赤に変化する赤トンボ。これはメスですかね。次は赤トンボを見つけたいです
ハグロトンボ…大井川河川敷の生き物 10日
水生植物が茂るゆるやなか流れの川に、薄暗い林が隣接したところに生息。こういった環境が減り、絶滅が危惧されている地域もあるようです。羽を開閉する様子が神様に手を合わせているかのようで、神様トンボとも言われています。これは全身が黒いからメスでしょうか…
モモスズメ…大井川河川敷の生き物 12日
羽化を楽しみにしていましたが、飼育ケースが小さすぎたのか他の原因か…羽を広げることが出来ず飛べませんでした…その後は飼育ケースに蓋をするのはやめ、セスジスズメ、クワコ、ワタノメイガの羽化を待っているところです。
キイロスズメ…大井川河川敷の生き物 13日
幼虫は体が大きく食欲旺盛。ヤマノイモの葉をムシャムシャ食べ餌が足りなくなり、河川敷に採りに行きました。また、幼虫は時折顔を凹ませて、クシャクシャの…クシャ爺さんのようになります。
ヤママユ 14日
コンビニの光にやってきました。片方の触覚が根こそぎもぎ取られ怖い思いをしたのでしょう。懐かず指に止まってはくれませんでした。見事な腹筋…マッチョな感じで…パタッパタッと羽ばたく音が聞こえました。幼虫はクヌギ、コナラ、クリ、カシなどの葉を食べるようです。
ツユムシ…大井川河川敷の生き物 16日
春先、アカバナユウゲショウやカンナの花に幼虫を見かけました。大人になるとこうなるんですねぇ…イネ科植物を食べますが、顎が強くないので柔らかい花粉も食べるようです。…片方の触覚と眼をこちらに向けて警戒しています
ツチイナゴ(幼体)…大井川河川敷の生き物 17日
クズの葉が大好きなようで、よく見かけます。この前会った時より随分大きくなりました成虫になると土色に。バッタ類では珍しく成虫で冬を越します。目の下の涙のような模様が特徴です
クロウリハムシ…大井川河川敷の生き物 18日
ちょび髭オヤジ顔。1か月前はクロウリハムシだらけで、目の前を飛んでいるのを素手で捕まえられるくらいでした。カラスウリ類の葉が好物のようで、葉を円形に傷つけてから、円の中を食べるようです。成虫で越冬
ツマグロヒョウモン雨宿り…小さな庭の生き物 19日
雨の日に虫はどうしているのだろう……カメラを持って庭に出たら、ツマグロヒョウモンが雨宿りをしていました。モッコウバラの葉で頭部を濡らさないようにして、早朝から日没までじっとしていました。レンズの先を顔から数センチ先まで近づけても逃げませんでした。
アサギマダラ 20日
春に台湾から九州にかけての島々から本州を北上し、秋にその子孫が南下。開花している花から花へと千〜2千キロを渡ります。この日は吉田公園のフジバカマに。後翅に黒い部分(性標)があるのでオス。最後の写真のマーキング「あだたら8110」は、福島県の安達太良高原かな…500キロの旅により翅が傷んでいます。アサギマダラは幸運と繁栄をもたらす吉祥の蝶とのこと
ヘクソカズラグンバイ…小さな庭の生き物 22日
「小さな小さな虫図鑑」に「ヘクソカズラの葉に小さな白い点がたくさんついていたら葉の裏側を探してみよう」とあり…確認したら…いました…日本にいるグンバイムシの中で最も奇抜な形。針状の口吻を葉に突き刺して汁を吸っています。他にツツジグンバイ、ナシグンバイ、アワダチソウグンバイなどがいます。
ヨツモンカメノコハムシ…小さな庭の生き物 23日
葉っぱの傷と思ったら虫でした。カメムシかと思ったらハムシでした。沖縄以南の島に分布していたのが20年くらい前から本州へと拡大。サツマイモやノアサガオの葉を食べるようです…レンズを向けると警戒して顔を上ません。30分ほどしてやっと顔を拝見することができました。
オジロアシナガゾウムシ…大井川河川敷の生き物 25日
パンダゾウムシ、パンダムシの相性で親しまれています。メスはクズの葉の茎に傷をつけて卵を産み、クズが育つとその部分が虫瘤になるようです。私の好きな虫。来年もまた会えたらと思います。
マルシラホシカメムシ…小さな庭の生き物 26日
タンポポ、ハルジオン、オオバコ、エノコログサなど色々な植物の茎や葉から汁を吸っています。イネの穂につくとイネが病気になってしまうようです。それにしても貴方たちにはよく会いますねぇ
アオスジアゲハ…大井川河川敷の生き物 28日
キツネノマゴの蜜を吸っていますが、花が小さくて蜜が少ないせいなのか…一つの花に長いことじっとしていてくれません。美しい姿を街中でも見かけましたが、どうも捉えきれません…来年こそは
アカボシゴマダラ…大井川河川敷の生き物 29日
中国の蝶が愛好家により持ち込まれ増殖…日本のアカボシゴマダラは奄美以南に生息し、後翅の赤い模様が輪になっているようですちょっとアゲハチョウに似ていますが、黄色の口吻が毒々しい感じ
ホシホウジャク・チョウ目スズメガ科…吉田公園 31日
昼間に飛び回ってホバリングしながら蜜を吸います。蜂のフリしてブンブン音を立てるので…子どもたちが逃げ回っていました…幼虫はヘクソカズラを食べるので、家の庭にいてもおかしくないなと思っていたら…後日ランタナの蜜を吸っているのを発見しました
11月
ウコンカギバ 1日
コンビニの灯りにやってきたのを友達が捕まえてくれました。前翅の先端が鉤形になっています。幼虫を調べたところ、実にヘンテコリンな生き物でした。いつか写真に撮りたいです
キマダラセセリ…大井川河川敷の生き物 3日
キンセンカの花の色をしたセセリチョウ。幼虫はエノコログサやススキなどイネ科植物を食べるようなので、田舎では食べ物には困らないですねぇ。庭でも見かけます
イチモンジセセリ…大井川河川敷の生き物 4日
白い斑点が一文字に並んでいます。アサギマダラが渡り蝶として知られていますが、イチモンジセセリも世代交代しながら毎年北上し、遠くは北海道まで渡るそうです。翅に毛や鱗粉が多いのでアサギマダラのようにペンでマーキングするのは難しいのでしょう。渡りの調査は別の手法で行われています。ラクダのようなトロンとした眼をして幸せそうに吸蜜。レンズの先を1センチまで近づけても逃げませんでした
ニホンチュウレンジ 7日
ハバチ(葉蜂)の仲間で、薔薇の葉を食べます。庭のモッコウバラの柔らかな葉の縁を食べていました。モッコウバラはたっぷりあるので餌には困りません。どんな具合に蛹になるのか確かめたくて、飼育ケースに入れました。成虫は毒、毒針を持たないようです。
ヒメカメノコテントウ 9日
アブラムシを食べるので、アブラムシ防除のために使われているようです。背中の模様は、これが同じ種類なのかというくらい様々…アスクレピアスの花に頭を突っ込んでいたのはアブラムシがいたからかなアスクレピアスにアブラムシがいるのをよく見ます
アオバハゴロモ…大井川河川敷の生き物 10日
カメムシ科ヨコバイ亜目。学名の属名はGeisha(芸者)…羽の縁のピンクが芸者の化粧を想像させるのか、芸者はこんな具合に衣を羽織るのか…ハゴロモは植物の棘や新芽のようなフリをして植物の汁を吸っています。
キタテハ…大井川河川敷の生き物 12日
タテハチョウの中で最も普通に見られます。寒くなり虫を見かけなくなりましたが、蝶は姿を見せてくれています。夏型と秋型では色が少し違い、このオレンジは秋型のようです
モンシロチョウ 13日
幼虫は最初に自分の卵の殻を食べ、その後キャベツの葉などを食べて体が青くなります。約200個の卵を産み1年に5〜6世代繰り返すと言うから…皆生きていたらモンシロチョウだらけになってしまいますが、他の虫や鳥に食べられて数が抑制されるのでしょう。沢山産まないと繁殖できない自然の厳しさ。キャベツ畑で求愛する姿が見られました。
ウラナミシジミ 17日
南方系の蝶で夏から秋にかけて分布を北に広げます。暖かい地域以外では、越冬できず死んでしまうようです。翅の裏側の縞波模様が特徴です。日常的に見かける蝶ですね
ウラギンシジミ 18日
オレンジなのでオス。メスは水色の紋…幼虫はフジ、クズなどの花や蕾を食べます。大井川河川敷では翅の裏面の銀色しか撮らせてくれなかったのですが、数日後に庭で翅を広げ休んでいるのを発見…私の心を読み取りもてなしてくれたような感じがしました。
モンキチョウ 19日
黄色くないけどこの紋はモンキチョウだなぁと思い調べたところ、メスには白っぽいタイプがいるようで…これはメスかなと思いました。幼虫はシロツメクサ、アカツメクサなどマメ科の植物を食べるようです。早春から晩秋まで見られます。モンシロチョウほどには見かけませんねぇ
ツマグロヒョウモン…大井川河川敷の生き物 20日
春から何度見かけたのだろう…庭、田園、街中、河川敷…この前はホームセンターの花の苗にメスが2匹いました。白と紫が入っている2枚目がメス。1980年代までは関西以西にしかいなかったのが、地球温暖化の影響により分布が北に広がっているようです。越冬は幼虫か蛹の状態でするようなので、これから暫くは成虫を見かけなくなるのかな…
ミナミヒメヒラタアブ…ハエ目ハナアブ科 23日
1センチくらい。成虫は花粉や蜜を食べ、植物の受粉を手助けします。幼虫はアブラムシを食べるので、益虫ということになりますか…ずっとキタヒメヒラタアブと言われていたのが、ある時から別種としてミナミヒメヒラタアブと言われるようになったそうです
アカスジカスミカメ 24日
ニラの花にいました。5ミリくらい。稲穂の場合、汁を吸うとその痕から細菌やカビが侵入して、斑点がある米が発生しまうのだそうです。一等米に認定されるためには着色粒を0.1%以下に抑る必要があり、稲作をしている人たちにとっては害虫綺麗なのにねぇ…
ミナミアオカメムシ(幼虫) 25日
調べてみたところ…32科145種の植物に寄生・加害とありました。小麦、茄子ピーマン…中でも稲や大豆が被害を受けやすく、斑点米を発生させる能力は他のカメムシよりも格段に高いとのこと。防除対象になっていますが、地球温暖化により分布を北に広げているようです。成虫になると鮮やかな模様が消えて黄緑色になります
クワコ…大井川河川敷の生き物 28日
成虫は4センチくらい。カイコの祖先と言われています。カイコは5000年以上前に家畜化され、中国の宮廷内で門外不出で飼育。クワコはカイコとは違い飛翔します。庭のマルベリーの葉を食べて成長しました。もう一匹いて蛹で越冬中。モフモフしてとても可愛らしい顔をしています
チカラカゲロウ…大井川河川敷の生き物 29日
幼虫として2〜3年を生き、成虫は与えられた僅か1日(数時間)を子孫を残すために活動します。翅を発達させ空中を飛んだ最初の虫…生きた化石。成虫は食べることを必要とせず、口が退化してしまっているようです。死ぬ間際の一瞬の姿を見せてくれました。無事子孫を残すことができたのでしょうか。
ボソヒラタアブ…大井川河川敷の生き物 30日
1センチくらい。毒を持っていないアブが蜂のフリ…オスは日当たりの良い場所で空中停止飛行してメスを待ちます。メスは空中停止飛行しながらアブラムシがいる近くに卵を産みます。これはオスかメスか……わかりません
12月
ウラジロキノメイガ…大井川河川敷の生き物 3日
2センチくらい。触覚が反り返って背に乗るような感じで、黄色の地色に褐色の筋模様というのが、ツトガ科ノメイガ亜科の特徴です。翅の模様はバラエティに飛んでいて、蛾は奥が深いです。
ホソオビアシブトクチバ…大井川河川敷の生き物 4日
4センチくらい。幼虫は夜行性で薔薇の蕾などを食べます。茶色の枝に擬態して巧みに隠れます。成虫は街灯やガーデンライトなどの灯りに向かって飛びます。白ペンキでつけたような模様が印象に残ります。
エグリヅマエダシャク…小さな庭の生き物 5日
早朝、庭のマルベリーの葉に逆さまにとまって休んでいました眠っていたのか、近づいても逃げもせん。じっくり観察させてもらいました翅の黒い斑点が何か生き物の目のようだけれど、はて何かな…幼虫は茶や桜の他、ブナ科、ミズキ科、ツツジ科など様々な樹木の葉を食べます。
ナカグロクチバ…大井川河川敷の生き物 8日
4センチくらい。図鑑の写真もネット上の写真も翅が傷んだ個体が多いです。なぜだろう…それ故、クチバ(朽葉)なのか…幼虫はイヌタデなどを食べます。
ウンモンオオシロヒメシャク…大井川河川敷の生き物 9日
3センチくらい 白い翅に灰色、薄いオレンジ色の斑紋が綺麗なシャクガです。レースのよう。綺麗だなぁと見入りました幼虫はスイカズラの葉など食べます。
ウラベニエダシャク…大井川河川敷の生き物 10日
ニコニコ笑顔模様のシャクガ。シャクガの幼虫は尺取虫で、独特の歩き方は、胸部の足が後方の一部を除き退化したから…あるいは独特の歩き方をして使わなくなったため足が退化したからか……幼虫はスイズラなどの葉を食べます。
ヤハズハエトリ…小さな庭の生き物 13日
1センチくらい。1879年(明治12年)に学名が命名されています。ススキやアシなどイネ科植物の葉や茎の上で生活し、飛んでくる虫を捕らえます。オスとメスは別種と思うほど色彩、斑紋が異なります。オスの方が派手で、これはオス。矢筈模様が入っています。
トノサマバッタ…大井川河川敷の生き物 14日
日本で一番大きく褐色型もいます。河原や道端で、目の前に突然姿を現したりしますが、敏感で高い飛翔能力…なかなか至近距離まで近づけません
ヒメアカタテハ…3センチくらい 15日
12月に入りもう虫はいないだろうなぁと思いながら散歩していたら、ツマグロヒョウモンとアゲハの模様が混ざったような蝶が畑にいました…調べたところ、ヒメアカタテハは人家や畑のまわりの開けた明るい草地を素早く飛ぶとあり…その通りじっとしていることが少なく、直ぐにどこかへ行ってしまいました
アゲハチョウ…小さな庭の生き物 31日
庭のスルガエレガントの葉を食べる芋虫は、母にとっては害虫。駆除されてしまうので、私が家の中で飼育することにしました。蜜柑の葉を食べさせ、部屋に蚊帳を張り、7月から10月まで35匹が羽化しました。うち2匹は飛べず、蜂蜜を薄めたものを吸わせようとしましたが、上手くいきませんでした。現在、蛹で9匹が越冬中です。来年は何匹になりますやら…大きな脱け殻は、キイロスズメ、モモスズメ、オオスカシバです。
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