椅子の革靴

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レザークラフトで使った革の端切れが簡単に捨てられない。

カッターナイフで切る時の「じっじっじっ」という音が、「生き物の命を奪ったことを忘れないように」と言っているような気がする。

何かに使えないか。まず思ったのは、椅子の足につけるキャップである。

「100均」で毛糸を編んだキャップを初めてみた時、素晴らしいものが発売されたと感激し、何セットも購入した。

しかしじきに伸びてしまい、椅子を持ち上げるとポロリと外れる。輪ゴムをつけたが効果はなく、見栄えが悪くなった。外れたのを被せるのがストレスで、被せることもしなくなった。

革だとどうなるだろうか。端切れで作ってみることにした。

大きさはピッタリにした。その大きさは縫い代部分も含んでおり、糸で縫って締め上げ、少し小さくなるくらいにした。

革は伸びるので、それくらいで丁度いいのでないか。

一つ試作して装着してみる。

被せるのが大変なくらいだが、これなら簡単には外れないだろう。

他の用途に使えない小さな端切れと短い糸を使って、3脚分作った。

こんな小さなものでも、ステッチが綺麗だなと思う。

ブーツを見せあっている感じ。

敷いているクッションは妹に作ってもらったもの。

暮らしにレザーを。

ちょっとしたことで日常が快適になることに気がついた。

さて次は何をつくろうか。

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