初めてぐい吞みや椀や湯のみを買いました。木地からつくるのは止めました。
漆の最初の工程はどれも変わらず、湯のみも生漆を塗るとことから始まります。
生漆を塗るとなぜか木地の肌がざらつくので、サンドペーパーで研ぎます。
もう一度生漆を塗ります。
その後、拭き漆を3回行い、赤系の呂色漆を塗り、耐水ペーパーで表面を整え、さらに拭き漆を何度も重ねて、湯呑は完成しました。
しかし、木目が綺麗だと思う一方で、何か面白みに欠けるため、絵を描くことにしました。
娘が子どもの時に犬の散歩をしている時の写真が書斎の壁に掛かっていて、よしこれにしようと決めました。
トレーシングペーパーで輪郭を写し取ります。
それを湯のみの表面に白のカーボン紙で転写します。
こんな感じになりました。
輪郭線を白漆の点で描きました。白漆といっても、ベージュって感じです。
1日室内で自然乾燥させた後に漆風呂に入れて乾燥速度を遅らせましたが、それでもベージュを保つことはできませんでした。自然乾燥にもっと時間をかければ、塗りたての色に近くなります。
これでいいかなと思ったので完成としました。
日常生活に使う漆器を作っていこうと思います。
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