古時計のゼンマイの調子が悪くて時間がわからなくなったので、小さな壁掛け時計を作ることにしました。
銅板を腐食させると、どんな色になるのだろう。
少し前に0.15㎜厚の真鍮を腐食させてラジオを作り、その前に0.2㎜厚の真鍮の時計を作りました。
今回は0.3㎜厚の銅板を使います。
これまでは文字や絵の部分を腐食させましたが、今回は逆に、腐食させずにピカピカのまま残すことにしました。
数字やカワウの絵が腐食しないよう、マスキングテープを貼ります。
金属カッターで銅板左側を切って大きさを整え、エッチング液に浸します。
室温は16.5度。エッチング液は3回目の使用で、25分で終了としました。
水でエッチング液を洗い流し、キッチンペーパーで水分を取り除きます。
その後も腐食は進んで、濃緑になりました。
液に浸す方法に変化を加え、模様を描いてみるのも面白いかもしれないと思いました。
銅板だけでは弱いので、木で土台をつくります。木工ボンドで接着してクランプで固定します。
木材は、スプルースと檜です。
銅板の両端を3㎝のところで折り曲げ、ボンドで土台と接着させます。
マスキングテープを剥すと、キラキラと輝きました。
裏側はこんな感じです。
時計のムーブメントを取り付けて完成です。
壁に掛けました。
これまで木材には漆を塗っていましたが、銅板には無垢の色が合うと思い、塗装はしませんでした。
金属の腐食について、もう少し勉強したくなりました。
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