シミ(紙魚)姿現す 6月15日

懐かしい時を求めて

ブログを書いていたら目の端に動くものがあった。飛蚊症の症状だなと思ったが、動きが続くので視線を向けたら虫がいた。何やら原始的な虫だ。

すかさず捕まえて写真を撮り、虫の先生に報告する。「ゲジゲジに似た虫」でグーグル検索するもヒットせず、虫の先生から「シミ」との回答。

シミ(紙魚)

シミなら紙を食べるはず。メモ用紙を1㎝四方に切り取って与えてみる。

ガツガツと食べている。お腹が減っていたんだ。

紙を食べるシミ(動画)
紙を食べるシミ(動画)

調べてみると、シミは7年くらい生きるようだ。見た目通りの原始的な虫で、古代からほとんど姿が変わっていないという。食べた紙に穴が開くのを待ったが、舐めるように食べるため簡単に穴は開かないらしい。「紙に穴を開けるのは別の虫である」というネット記事もあった。

新版昆虫検索図鑑1600」にはちゃんと載っていた。これはヤマトシミ。紙だけでなく「衣類、小麦粉、パン、乾物などを食害する」とある。図鑑には他にセイヨウシミが載っている。ネット上では、その他のシミが国内で新たに発見された記事も見られる。

一生懸命に食べている姿を見ていると、可愛いものだなと思う。何も食べなくても長期間生きるみたいだから飼うのは簡単だ。可愛らしい仕草を見てしまった今は殺すことはできない。といって逃がすとすればどこがいいのか。う~ん、しばらく飼ってみよう。

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