招くねこ 12月10日

懐かしい時を求めて

仕事をしていた頃の昼食は、スーパーで弁当を買ったり外食したりしてお金がかかっていたが、毎日家にいるとあり合わせのもので済ますようになり、収入はなくなったものの支出は減っている。

友達からのいただきものだけでご飯を食べることもできる。

カブの千枚漬けと柚子大根は同じ味付けで、友達から定期的にいただいている。

クチナシで色付けしたたくあんと紫蘇で漬けた生姜、地元の梅を漬けた梅干しは友達が知人から買ったものをいただいた。

いずれも凄く美味しいので「またください」ということになる。

友達はこれらを私だけでなく、何人もの親しい人に配っている。だから、というわけではなく、友達の家には色々な人が訪れる。

高齢なので人の出入りがあることは素晴らしいと思うし、本人も「ボケ防止にいい」と言っているけれど、悪い人が来ることがないか心配である。

そんなことを言うと、この猫を撫でながら「『いい人来てね』とお願いしているから大丈夫」と笑う。

なるほど、この大きな招き猫は良い人を招く猫だったのか。すると私は良い人か。素直に嬉しい。

そういえば玄関の前には本物の猫が寝そべってしばしば来客を威嚇する。その猫も友達を守ってくれているのかもしれない。

帰る時、2匹の猫に友達が無事でいられるようお願いしている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました