人形の革靴

レザークラフト

レザークラフトの先生から小さな革靴(キーホルダーサイズ)をいただき眺めているうち、自分でも作ってみたくなりました。

そしてふと人形の靴を見て、もう40年間も同じビニール製の靴を履いていることに気がつきました。もっと良い靴を履かせてあげるチャンス到来です。

型紙を作ります。

しかし長い間、人形を放置したせいか、靴が足にくっついたまま剥がれません。

仕方がないので靴を履いたまま履ける靴をつくることにしました。

前の丸みがある部分がとても難しい。

革靴を作ろうと思っていることを先生に伝えたところ、「靴を作るのはまだ早すぎる。やめたほうがいい」と忠告されました。

思わず子どもの頃に流れていた歌を口ずさんでいました。

「やめろっと~い~わ~れ~て~も~、今では遅すぎる♪」西城秀樹の歌です。

私は既に困難な道を歩み始めていて、止めるには遅すぎました。

なんとか型紙を作り革を切りました。

靴の底には滑り止めの模様を型押ししました。

あとは糸を通す穴を開けて縫うだけです。

前の開口部は中央にくるはずでしたが、横にそれました。そういう靴だということにしておきましょう。

ピンクの紐を通して出来上がりです。

何気なく選んだステッチの糸の色でしたが、昔私がお気に入りだった靴と同じであることに、途中で気がつきました。

果たして人形は喜んでくれるでしょうか。

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