マッキントッシュを買った。と言えば、ただそれだけの話だが、他のパソコンを買った時とは気持ちの高ぶりが違うのだ。それも新品ではなく2世代前のM1。
「Macを買おうと思う」と家族ラインで呟くと、そういうことに通じている娘夫婦がメルカリで直ぐに手に入れてくれた。新品の半額程度で美品。バッテリも何故か100%状態。メモリは512ギガある。
職場の先輩に、何年Macを使っているか尋ねたところ「15年」と返ってきて驚いた。一般的に言われている「4〜5年程度で買い替え」の3倍ではないか。それを聞いてさらに得した気分になった。
仕事でパソコンを使うことはめっきり少なくなったのに何故新たに買ったか。
娘がブログを始めるにあたり、レッツノートを差し上げたのが発端である。
レッツノートは見た目がオシャレではない。しかし起動の速さ、軽さ、堅牢性などから、ビジネスで使っている人は多い。あるコンサルは、講演会や顧客との商談の時など、すぐに起動できるのがいいと言っていた。報道番組を見ていると、ほとんどの記者がレッツノートを使っているのではないかと思えるくらいである。
ただ、高価なのに見た目にオシャレ感がないことが、ビジネスから距離ができた私には抵抗があった。
なぜ他のメーカーが、あの起動の速さ、軽さ、堅牢性を真似できないのかずっと疑問に思っている。特許でがんじがらめになっているのだろうか。
さて、Macである。
一番期待したのは、iPhoneで撮影した写真が即パソコンに転送できること。これまでブログなどで写真を使う際は、メールで写真をパソコンに送信していた。クラウドを使う方法もあるだろうが、それをはるかに凌ぐ便利さであることがすぐにわかった。
そして、色々な操作性が、人間の普通の五感に近いところで組み立てられていることもわかった。「マウスは要らないよ」と言われたのは、こういうことだったのかと。
実は私が最初にパソコンを買ったのはマッキントッシュだった。1996年に、職場で市内事業所のガイドブックを作成することになり、パソコンが必要になった。パソコンは、職場に1台あったかもしれないが、それでは作業が追いつかないので、職場用のノートブックと、家で作業するデスクトップの2台を一度に買った。もちろん自費。50万円と記憶している。そういうことをしているからお金が残らなかったのだと思っても後の祭り。
見た目の美しさは、それから数十年で進化し、その美しい物を所有し使うこと自体が楽しいと思えるレベルに達している。

ただ、触っているだけでなく、ブログ以外にも新たな目標を持つことができ、75,555円はお得だった。
日常生活に大きな変化を、意識に大きな変革をもたらしてくれる道具になるだろう。
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