壁掛け花瓶・植木鉢(成型)

懐かしい時を求めて

壁掛けの植木鉢をつくろうと、ずっと前から考えていた。

ついこの前まで、陶芸に手を出すつもりはなく、油粘土で原型をつくって石膏で成形しようとしていたが、途中で投げ出してしまった。何かしっくりこなかった。

今日、陶芸用粘土で何気なく顔をつくっていたら、できそうな感じがした。

どういう顔、表情を自身が望んでいるのか、自問自答しながら粘土をこねていると、あ、これは○○さんに似ている、あ、これは…となり、命が宿るような瞬間があり怖くなった。

植木鉢の場合、水が抜けるようにしないといけない。余分な水が鼻から滴り落ちるようにと思ったがやめた。穴がないから、植木鉢よりも花瓶の方が使い勝手がいいかもしれない。

なるべく軽くしたくて粘土を掘り出したが、無理して顔に穴を開けてしまったりするといけないので、厚みはそこそこになった。

写真ではわかりにくいが、耳など顔の周辺部は麻布を押し当てて模様をつけている。

人間の耳は複雑な形をしているのでシンプルにしたら、人間と動物の混合のような生き物になった。

釉薬をどうかけるか、今はさっぱり考えつかない。

何日か顔を突き合わせているうちに思いつくのではないかと思っている。

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