漆の筆箱 1月10日

懐かしい時を求めて

水彩画を描こうと思って筆を探したけれど見つからなかったので、文具店で3本買ってきた。その後、片付けをしていたら100均の筆や子どもたちが使わなくなった筆が出てきて大量になってしまった。

筆箱を作ろうと思ったのは12月21日だから、20日程かかったことになる。

使ったのは風呂敷が入っていた桐の箱。これに漆を塗る。

おそらく桐は白木のままが一番いいのだろう。下地塗りをしているとざらつきが大きくなり、滑りが悪く漆を拒んでいるかのようだった。

100均で買ったちりめんの布を切る。

カルトナージュ…というほどのことでもないが、薄めた木工ボンドを塗る。

ちょっと高級感が漂った。

仕切り板を木工ボンドで取り付けて出来上がり。

蓋は貝を貼るため工程が長引いた。何もないと殺風景だし、上下がわからない。

次の写真は、胴摺粉という研磨剤を菜種油と混ぜ、研いでいるところ。

拭き漆3回、呂色粉による研磨、拭き漆1回行い完成。

準備万端。あとは根気よくどれだけの時間を費やすことができるかにかかっている。

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