虫の知らせ 10月11日

懐かしい時を求めて

5日程前、急に職場の先輩のことを思い出して電話を入れた。

在職中はもちろんのこと、先輩が退職した後もお世話になった人である。

一人暮らしの高齢の女性でもう90歳近くになり、ふと心配になった。

電話で声を聴いて安心した。近くご挨拶に伺うのでよろしくお願いしますと言って電話を切った。

昨日、残り僅かな巨峰を収穫して、届けようと電話したが留守で、買い物に行っているのだろうと時間をあらためたが留守だった。

何かあったかなと思いながら今日電話すると、昨日庭で意識を失って倒れ、近所の人に助けられたという。救急車で近くの病院に搬送されたが大事に至らず、すぐに帰宅することができたとのことだった。

今日、何年振りかに顔を拝見できてよかった。見た目よりはずっと甘いぶどうですからと言うと、すごく喜んでくれた。

先輩は車の免許を持っておらず、未だに自転車で買い物に行くという。何年か前、私が管理職に昇格した際には、自転車を隣町まで数十キロ走らせ、お祝いにと桃を一箱買って職場に届けてくれた。

今日はお土産にと、蕎麦と、なぜかフェイスタオルをいただいた。ありがたく頂戴して帰宅した。

何かあったら連絡するようにと、携帯電話の番号を書いて渡した。

来年はもっとしっかりした巨峰を届けたいと思っている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました