筑波での仕事が終わり、コンビニでおにぎりを買って、電車で真岡に向かう。
つくば 13:00 – 13:18 守谷 13:23 – 13:33 水海道 13:34 – 14:24 下館 14:31 – 14:55 真岡
下館
乗り換えのため下館で途中下車。
駅周辺を散策する。
古い食堂が気になる。
歩道橋の上から町を見下ろす。どこもそうだが、地域経済の疲弊を感じる。
ショッピングビルを発見しワクワクする。地方のショッピングセンターで掘り出し物を見つけたり、そこで憩う家族を眺めるのが好きだ。
しかしこのビルは一部を除いて市役所庁舎として使われており、残念だった。
真岡鉄道のホームで電車を待つ。
真岡に向かう。
真岡
真岡駅
SLのような駅舎にびっくり。やるなぁ。
SLキューロク館
駅前に2013年にオープンした「SLキューロク館」。本物の車両が沢山展示してある。
車内に入ることもできる。懐かしい対座シート。子どもの頃、駅弁を食べてお茶を飲んだな。
街を歩く。マンホールも旅人を楽しませてくれる。
真岡木綿会館
真岡木綿会館。江戸時代に絶大な人気を誇った真岡木綿の生産工程を見学できるだけでなく、機織りや染色の体験もできる。数人の女性が機織りをしていた。
見学者は私一人なので、施設の人が案内し丁寧に説明してくれた。
金鈴荘
金鈴荘。真岡木綿の問屋の主が10年の歳月をかけ完成させた建物。ここも見学者は私一人。
昔の手作りのガラスなので波打っていて、それを通して見る揺らいだ景色がなんとも美しい。
久保記念館
久保記念館。明治40年に建築され「日本銀行宇都宮代理店真岡出張所真岡支金庫」として使われていたとか。
休憩所。真岡木綿を展示している。
宿に向かう。
真岡ビジネスホテル
真岡ビジネスホテル。1泊素泊まり4,790円。
夜は寝るだけなので、暖をとれれば十分。
居酒屋「おふくろさん」
あらかじめ調べておいた地元の人が通う人気店「おふくろさん」。
比較的早い時間だったため、カウンターが空いていた。座敷は予約が入っており、しばらくして常連で賑やかくなった。寒いので熱燗で体を温める。
この馬刺しが抜群に美味しい。
女将2人の共同経営とのことだった。1人が私に刺身を進めると、もう1人が「この人は静岡から来たんだよ。刺身なんか食べ飽きてるよ」と制した。
「いえいえ、刺身は毎日食べたいものです」と注文した。
体た温まってきたら喉が渇き、レモンサワーと手羽先を注文。
喉の渇きがおさまらず、ビールを注文。馬刺しをおかわりした。
後ろの冷蔵庫を見ると、飲みたかった地元の地酒があるではないか。注文しようとしたら「瓶売りですがいいですか?」と言う。ここから4合飲むのは厳しいので、泣く泣く断念した。
(その地酒を翌日、益子の酒屋で見つけた。「地酒●●あります」」と張り紙がしてあったので、これはラッキーと思ったが、そこは4合瓶ではなく1升瓶だった。1升瓶を背負って旅を続けるのは大変なので再び断念した。ところが、家に帰って酒を飲みたくなり、買いだめしておいた酒を漁っていたら、その地酒があったのにはびっくりした。というか、買ったことを忘れていて情けなくなった。その地酒の名前が思い出せないことも情けなく思う。)
バッティングセンター「メッツスタジアム」
人は酔っ払うと、ラーメンを食べるかバッティングをしたくなるらしい。私は後者の方だ。
4ゲーム1,000円。金属バットとはいえ、久しぶりだし寒い季節なのでボールが芯から外れると手が痛くてたまらない。手に豆が出来てしまったが、1発ホームランの板を直撃し、ファンファーレが鳴って大満足で終了した。
帰ろうとすると店員が「ホームランの景品です」とジュースを1本くれた。そしてもう一つの景品が、もう1ゲームプレイできるコインだった。
最後の1ゲームで手の豆が破れた。
早朝の真岡駅
朝起きて駅に向かうと、町中に靄がかかっている。自然現象なのか、SLの蒸気なのか。
この蒸気が町全体を被っているのだろうか。駅員に聞けばよかった。
益子
益子駅
真岡鉄道で4駅、13分の益子に到着した。
駅から1㎞ちょっと歩いて益子の中心地に向かう。
虫や
そしてその途中で「虫や」という店を見つけてしまった。
ご主人にお話しを伺う。ジャワ島で昆虫採集しているのだそうだ。
凄い数の標本やキーホルダー。欲しいものが沢山ありすぎて困ってしまった。
キンイロクワガタ、ホソアカクワガタ、ホウセキゾウムシなど4点で3,100円。安い。
もっともっと買いたかったが、この頃は今以上にお金がなかった。
「虫や」にはいつかもう一度行って、日本にいない昆虫のキーホルダーを買い込みたいと思っているが、なかなか実現に至っていない。ご主人に会いたい。
益子陶芸美術館
益子陶芸美術館に入る。
朝食を食べていなかったのでケーキセットを注文。600円
陶芸家、西村俊彦氏の美しい作品。プラチナを使っているという。8,640円
さらに帰りがけに益子焼3点を買って、財布の中はほぼ空になってしまった。益子焼のおまけに漬物をいただいた。「お酒のつまみにどうぞ」
肉みそラーメン
電車の待ち時間に昼食をとれそうだ。
肉みそラーメン、650円。う~ん…
真岡鉄道
真岡鉄道に乗って家路を急ぐ。
プラチナを使った益子焼に一目ぼれしたが、水色の益子も好きで、それがまた安いので、産地へ行って良かったと思った。今でも大切に使っている。
益子焼と「虫や」のキーホルダーを求め、再訪できる日は近づいているように思う。
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