卓球家族

懐かしい時を求めて

数年前から右肩の痛みがあり、日頃の姿勢の悪さが原因であることは自分でもわかってはいたが、どうすれば痛みが解消するかとなると良い考えは浮かばなかった。

姿勢が悪いのは、長期にわたる事務仕事でパソコンを使っていたことや、趣味ではギター、漆、陶芸と、肩甲骨が前側に閉じる動作ばかりだったことによるものである。

野球の投球ネットに投げ込んでみたが、急に100球も投げたら腰を痛めてしまった。

先日は理学療法士の娘にリハビリしてもらったが、根本的な解決には至らない。

大好きな水泳を再開すればいいのだけれど、体育会系の怖い顔した施設スタッフの顔が浮かび、最初の一歩が出ない。

食卓でそんな話をしていたところ、妻から卓球がいいのではないかと提案があった。

なるほど…卓球には肩甲骨を外側に開く動きがあるではないか!と…即、卓球台を注文。

いや、肩甲骨を開かないスポーツはないのではないか…。

まあいい。

翌日は到着。

大きさはフルサイズではなく、小ぶりの90×180㎝。折りたたんでも90×90㎝あり、どこに片付けるのか首を捻ったが、そのまま食卓テーブルとして使うことで解決した。椅子の生活の方が腰への負担がかからなくていい。

さて、早速、妻と練習。

妻は中学生の時、卓球部に所属していた。大学生の時に体育館で打ち合ったことがあるが、単純なドライブのラリーであれば少し私の方が優勢であった。しかし、その後、球に変化をつけられ、赤子の手を捻るように負け続け、それを機に卓球を止めたのだった。

そんなことを思い出しながらの練習初日ではあったが、変化球がなかったこともあり、よい汗をかくことができた。妻に卓球を教えた義母の腕前も気になるとこではあるが、86歳という年齢を考えれば、私の方が優勢に違いない。

今度は素直に変化球への対応、ラケットの出し方を教えてもらい、楽しもうと思っている。

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