近くの神社にアオバズクを探しにいった。
しかし姿が見えない。今年は来ていないのだろうか。
昨年は6月26日、7月10日、7月20日、7月26日に観た。
ちょうどそこに参詣者が現れたので尋ねると「1週間ほど姿を見ていない。その前まではずっといましたが」という。アオバズクは近所のご婦人の毎日の楽しみでもあるらしい。
昨年このクロガネモチにいたんだよなぁ。
ヤマモモに居ることもあるというのでしばらく探したが見つからなかった。
諦めて林道へバイクを走らせる。「予想最高気温38度」。それを実感する暑さ。長袖シャツを着ているので余計に暑さを感じる。
大日山から東光寺へ抜け、そこからさらに林道へ入ろうとしたとき、見たことがない蝶を見かけた。
昨年、ニホンカモシカに遭遇した場所だった。
バイクを止めカメラを取り出す。
蝶が水分補給している。しまった!飲み物を持ってくるのを忘れた。
内側にオレンジの模様がある。
40分も蝶と遊んでいた。
林道を奥へ。川に降りられそうだ。
渓流に手を浸したが、期待した冷たさではなかった。
再び林道を走り、知人が住む集落に向かったが、どうやら道を間違えたようだ。いったいどこに抜ける道なのだろうか。
倒木、落石おびただしく、あちこちに水たまりがありタイヤが滑る。
このところ知人につれない対応をしていたので、それが目の前に困難となって現れているのだ、それを乗り越えてこそ知人に会う資格が得られるのだという考えが浮かび前へ前へと進んでいった。
しかし上り勾配が急になり道幅が1m程度に狭まったところでハッとして引き返すことにした。止めたバイクがそのまま後ろに滑った。
怖いという感覚が蘇った。
引き返す途中に分かれ道があり、作業ズボンをはいた年配の方が立っていた。
尋ねると、先ほど私が走っていた林道は、ただただ奥に入るだけで集落に抜けることはないとのことだった。分かれ道はどちらに行っても私が住む町に抜けられる(帰れる)と聞き、それではと、来た道とは別の道を進んだが、軽自動車が道をふさいでいて引き返さざるを得なかった。
結局は来た道を帰ることになったが、ふと先ほどの軽自動車が気になった。作業ズボンの方と再び対面し、軽自動車はおじさんの車か尋ねると「違う」と言い、「今日は保安員が山に来る日ではもない」と首を傾げた。
もしかしたら軽自動車は立ち往生していたのだろうか。
ライトを点灯したまま、車体を斜めにして細い林道を塞ぐように止まっていた。いや、ハマっていたのだろうか。乗車している人がいなかったので、てっきり作業ズボンの方の車だと思ったのだが…。
蝶は帰宅して図鑑で調べると、モンキアゲハだった。飛翔しているときの白の紋をカメラでとらえたかったが、うまくいかなかった。
アオスジアゲハは行きと帰り、同じ場所で観たが、飛翔スピードが速くカメラでとらえられそうになかったので諦めた。
モンキーを走らせたからモンキアゲハに逢えたのだろうか。
とにかく無事に帰ってこられてよかった。
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