いつでも病と死は身近にあり、この1年に起きたことを記す。
身近な人の死
69歳のいとこが、病院で施す治療がなくなり退院した。親戚の顔を見たいというので集まった。
抗がん作用があるアントシアニン成分を含む「紫トウモロコシの粉」を贈る話をしたが、「もういい。色々やったけれどどれもだめだった。もういい」と言った。
その親戚の集まりを定例化しようとしたが、第2回を開催する前に亡くなってしまった。彼の生い立ちについて兄妹から聞き辛くなったが、晩年は幸せに満ちたものだった。息を引き取る間際、妻を力強く抱きしめたのは、その表れだったと思う。
同じころ、写真屋のたかこさんが亡くなった。闘病していることは本人から聞いていたが、死ぬことはないだろうと思っていた。優しくしてくれた人の死は悲しい。
次は最近の話ではないが、同級生を思い出して書いた。お母様に会いに行こうと思いながら実行できずにいる。
家族の病
耳鳴り
妹の耳鳴りを心配し、医療関係に従事する家族が知恵を出し合った。耳鳴りが消え大喜びしたが、その後は再発を繰り返している。ストレスが大きいと発症するようだが、特別な治療をしなくても鳴りやむことがあるのは、大きな発見であり希望であった。
コロナ
夏にコロナに感染した。ワクチンを打っていないので死ぬかもしれないと思った。
しかし、ワクチンを打った妻と大差なく、今は何の異常もない。不思議だ。
乳がん・腸閉塞・廃用
母がかかりつけ医で乳がんの診断を受け、総合病院で精密検査をすると「ステージ0」だった。その段階で発見されるのは珍しいと医師に言われ、かかりつけ医の見立ての素晴らしさ、母の幸運を感じた。
ホルモン剤を飲み乳がんの様子を見ていたが、その効果を精密検査で確認する直前、腸閉塞を起こし緊急入院した。
そこから様々な段階を経て今日に至っている。4月下旬に退院することが決まった。
先日ケアマネージャーが、母のリハビリの頑張りと家族の支えを褒め、感動して涙を目に浮かべていた。
母と過ごす時間がどんどん短くなっていることを、これまで以上に意識して暮らしていこうと思う。
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