懐かしい時を求めた1年 ④漆塗りから陶芸へ

時計

漆塗り

湯呑

湯呑の木地を買い、呂色漆で仕上げた。娘が子どもの時に犬と散歩していた写真を懐かしく思い、それを描いた。点で絵を描くのもいいなと思った。

子どもと犬の湯のみ 9月22日
初めてぐい吞みや椀や湯のみを買いました。木地からつくるのは止めました。漆の最初の工程はどれも変わらず、湯のみも生漆を塗るとことから始まります。生漆を塗るとなぜか木地の肌がざらつくので、サンドペーパーで研ぎます。...

猪口

木地を成形するところから始めた。底に貝をはめ込んだ。月を飲み干すことに風情があるのではと考えた。

三日月が酔う 8月23日
電動ルーターでおちょこを作り始めて、やっと漆の工程に入りました。生漆で下地をつくり、拭き漆を繰り返します。底は隙間を埋めたりデコボコをならしたりしなければいけないので、膨らみが出る呂色漆を塗り重ねます。闇夜...

そうだ満月も飲み干そうとつくったのが次で、外側にメタリックパウダーで銀河を描いた。

満月が酔う 9月5日
少し前に三日月のおちょこをつくりました。三日月が酒で揺らぐのが面白くて、三日月をもっと酔わしてやろうと杯を重ねるうちに、私の方が酔っ払ってしまう始末でした。その後、月を酔わせるなら、満月を酔わせることこそ酒飲みの本懐ではな...

何となく買っておいた魚の形をした貝を底にはめ込み、外側に点で猫を描いた。

魚と猫のぐい吞み 9月16日
丸い木の棒を切断しました。中心を器具を使って記します。厚みをたっぷりとって、コンパスで円を描きました。電動ドリルで穴を掘ります。非常に原始的な方法。ノミを使って穴を大きくしていきます。...

猪口の木目に色漆を入れることができるか試してみた。ピンクの漆がいい感じで木目に入り、内側にまで染み込んだ。一番気に入っている作品である。

漆のおちょこ 11月11日
拭き漆だけで仕上げようと思っていたけれど、何となく面白みがないなぁと眺めていたら、木目の部分が少しへこんでいて、そこに色漆を入れたら木目が強調されて綺麗になるのではないかと思った。ピンクの漆を入れてみた。木目と木地のへこんだところ...

猪口の木目に黄色の漆を入れてみた。阪神タイガース優勝の年に虎模様とは縁起がいい。

漆のおちょこ 黄と朱 11月27日
木目に色漆を入れる試み。先日のピンクのおちょこ同様に塗ってみた。黄色木目黄色の漆を木目にいれたところ、虎模様のようになった。内側に木目以外の凹みがあったようで、どうも模様が美しくない。木地の...

飯椀

飯椀の木地は買ったもの。木地をつくるところから自分の思うようにしたいと思っていたが、木工旋盤が高価だったりして、半ば断念した。

ただ漆を塗るだけでは面白くないと思い、色漆で模様を描いた。

漆汁椀 まだら1 11月22日
汁椀の木地に漆を塗ります。生漆で下地をつくり、呂色漆を塗った後、呂色漆に卵白を少量混ぜて模様を描きます。呂色漆の模様が厚くなりすぎると乾いた時にシワシワになるので控えめにして、漆風呂の湿度も65%くらいに下げ、時間...
漆汁椀 まだら2 12月3日
フリーハンドで汁椀に模様を描きました。色漆がデコボコになっています。その上に白、朱、ピンクの色漆を塗り重ねます。緑も塗り重ねます。乾いたら研いで「上ずり」という漆で摺れば艶がでます。出来上が...

その他

カリンバをつくろうと塗っているうち穴を開けるのがもったいなくなり、ただの飾りになってしまった。

アゲハチョウのコースター 8月22日
アゲハチョウのカリンバを作ってみようと思います。自分で撮ったアゲハチョウの写真を拡大印刷して板にあてます。輪郭を記しました。糸鋸を使って切り出します。この糸鋸の刃は、通常の板状のものと異なり...

何となく買っておいた木地。側面に細かい絵を描こうと思っていたが、投げ出してしまった。

漆丸二段重 11月6日
これまで漆塗りのラジオやカリンバを作ってきたが、ラジオは増えすぎて使いきれなくなり、カリンバは音のコントロールが難しく、さてこれから何をつくろうかと考え、とりあえずは既製品の木地を使って漆塗りをした。木地の製作を自ら行えば、形から...
漆の小物入れ
黒い漆で仕上げたものの、何か物足りません。なので絵を入れることにしました。育てたアゲハの写真を白いカーボン紙を使って転写します。転写できました。模様の部分に穴を開け、漆を流し込みます...

これも何となく買っておいた木地で、同じような器では使いきれないと、用途を変え時計にした。

漆の時計
トイレに小さな壁掛け時計が欲しくなり、買い置きの木材を探して、器の下の部分を使うことにした。中心を決め、時刻表示する位置を鉛筆で記す。パソコンで数字を打ち出し、カーボン紙で転写する。...

ボタニカルアートの筆箱が欲しくなりつくったもの。植物の絵は1枚描いたきり。

漆の筆箱 1月10日
水彩画を描こうと思って筆を探したけれど見つからなかったので、文具店で3本買ってきた。その後、片付けをしていたら100均の筆や子どもたちが使わなくなった筆が出てきて大量になってしまった。筆箱を作ろうと思ったのは12月21日だから、2...

ひらがな習字を始め、筆を乾かす器具が欲しくなりつくったもの。

筆掛けをつくる 1月21日
使い終わった習字の筆は、洗った後どうするのだろうと思って調べたら、「筆掛け」なるものをネットで見つけた。要は小さな物干し。これなら自分で作ればいい。物干し竿になる枝を庭で見つくろった。マルベリーの枯れかけた枝を伐採。ヤマザ...

雑貨づくり

廃材を使って必要になったものをつくるのは面白い。この掲示板は、今では友達や家族、親戚と撮ったポラロイド写真を貼りつける場所になっている。

先輩たちと語り合う 4月17日
どんぐりの掲示板100均で買っておいたマグネット付き収納缶。とりあえず冷蔵庫に貼りつけておいたが、もっとおしゃれで便利な使い方をしようと、長らく鉄の板を探していた。家の片付けをしていて、頂いた煎餅缶の蓋を見つけた。いつか何かに使え...
どんぐりの掲示板 またつくる 5月2日
片付けをしていたら、また煎餅の缶を発見してしまった。蓋を使ってまた掲示板を作ろう。今回は、2枚の布を貼ることにした。緑はネクタイ。ストライプのシャツに緑のネクタイのイメージで行こう。この材料に薄めたボンド(カルトナージュ用)で缶に...

欲しくて文具店はもちろんのことネットでも探したが、世の中にあまりないもののようで、自分でつくるしかないと覚悟を決めた。ブログを閲覧してくれている人が多数あるのは、少しは人の役に立っているのかもしれないと思ったりもしている。

はがきサイズの2穴リングファイルをつくる 5月31日
新聞を切り抜いたレシピを見て調理することが多い。濡れた指で触れてしまうため、紙がビロビロになってしまう。切り抜きをビニール袋に入れればよいことに気がつき、そのビニール袋を綴るファイルを作ることにした。はがきサイズの2穴ファイルは市...

絵葉書を飾るものが欲しくなりつくったもの。つくろうとイメージすると、それに関連する色々なものが身の回りに集まってくる感じがして面白かった。

掛け軸をつくる 1月3日
掛け軸をつくることにした。友達から掛け軸を何本かもらったので勉強しようと、古布で掛け軸を作っている安河内眞美さんの本を読んだのがきっかけである。10年程前、フリーマーケットで古い帯を買った。テーブルクロスにでもしようと思っ...

軽量かつ必要な情報だけを記した手帖が欲しくなりつくったもの。24節気72候を感じながら日々を過ごす。

24節気72候の手帖をつくる 1月4日
離職した時、もう手帖は必要ないと思ったが、働くことになり用意することにした。これまでシステム手帖を使っていたが、リフィルが高いので、自分で印刷して安くあげたい。ミニサイズにしたかったが、A6にすればA5用紙を半分に折ればい...

陶芸

陶芸教室に通うようになり色々つくるようになったが、自由な成形ができるところが漆塗りよりも気に入った。今のところ、ろくでもないものばかりだが、これから徐々にしっかりしたものをつくっていきたいと思っている。

初めての陶芸
陶芸教室に通うようになり、初めて出来上がった作品が次のもの。何が何だかさっぱりわからず、焼きあがった時はがっかりした。どうしても他の生徒と比べることになり、また教室の作品展間近だったこともあり、恥ずかしくてたまらなかった。...
「宇宙船・急須号」離陸
陶芸粘土を素焼きし、陶芸下絵の具で絵を描いて全体に着色した。絵の具を塗っても塗っても素焼きの土が吸い込んでしまうので色は薄く、3回塗ったところで観念した。石灰透明釉をかけるとばかり思っていたら先生が、「石灰透明釉の調子が良...
花瓶を焼く
水色横縞の花瓶マスキングテープを縞に貼り、瑠璃釉を筆で塗った。その後、テープを剥し、全体に乳白釉を霧吹きした。霧吹きが少ないところに土の色が浮かび上がる。これも一興かなと思う。教室の霧吹きは、管に息を吹き込み、その...
湯呑を焼く
母に贈る湯呑入院している母に贈る湯呑。若かった頃の父の唇を思い出しながら茶を楽しんでもらおうと、また持ちやすいようにと、このような形にした。これは粘土を板状に伸ばして組み立てる、いわゆる「たたら」という製法。私が通...

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